ドル高はアメリカの国益に反すると証言するイエレン議長

By: FromSandToGlass

世間では、アメリカの利上げが今後もドル高を助長するであろうという圧倒的な声に支配をされています。私は長期的にはその意見には賛成になりますが、短期的には反対です。その理由は以下のようになります。FX市場の一般参加の方はどれもこれも今後も円安が続くであろうという見方が一般的です。しかし、国際情勢からいうとそれにおは多くの疑念が残ります。

まず、アメリカのFRB議長がドル高に対してけん制発言をするのはFOMC開催前に発言したのを含めて今回で二回目になります。もちろん、円安を望む国内の報道機関はその発言を無視をしています。また今年一回目の発言は国内の報道機関はアメリカのサプライズ利上げなど妄言を煽りその発言を抹殺しています。

今回、利上げによってドル高にいくと考えるのは素人では当たり前の発想です。私も前回のアメリカの利上げ時にはそうなると信じ込んでいまして手痛い思いをしています。利上げをするのですから当然アメリカ経済は強くなり、日本はバブル崩壊と金融危機によって20年以上停滞をしているのですから当たり前の話です。

しかし、利上げというのは、アメリカ経済にダメージを与えます。利上げによって金利を生みだされるのは投資家にとって喜ばしいことですが逆に借主であるアメリカ政府や企業、住宅ローン保有者にとってはあまりよくない話です。それによって軽いリセッションが起こり得るのです。市場が警戒をしているのはそういうことです。

つまり利上げによって恩恵を被るのは投資家のみですが、借主である政府や企業、住宅ローン保有者にとってはナーバスな話になります。とくにドル高によって今でも業績不振の製造業にとっては悲しいお知らせになります。

3月も今月もイエレン議長はこのドル高に警鐘を鳴らしているのです。そのときのドルのレートはユーロドルのレートで1.06-7という数字になるのです。ですから、急激にユーロが反発をしているのです。つまり、ユーロが必要以上に売られた場合はイエレン議長がドルに対して口先介入をしてくると思ったほうが賢明でしょう。